2026/05/09 17:19

 【うったい(うっ滞)】を知ることは命を守ること

うさぎと暮らすうえで、必ず知っておきたいのが  
「うったい(胃腸うっ滞)」というトラブル。  
これは、うさぎの胃腸の動きが弱まり、食べ物やガスが停滞してしまう状態のこと。  
放置すると命に関わるため、早期発見がすべてと言っても過言ではありません。

 1. うったいとは?

うさぎの胃腸は、常に食べ物が入って動き続けることで健康を保つ仕組み。  
その動きが止まると、ガスが溜まり、痛みや食欲不振を引き起こします。

- 胃腸の動きが低下  
- 食べ物が進まない  
- ガスが溜まる  
- 痛みでさらに食べない  
- さらに悪化する…  

という悪循環に陥ります。

 2. うったいの初期サイン(気づいた人が守れる命)

「いつもと違う」が最大のヒントです。

- 牧草を食べる量が減った  
- ペレットを残す  
- うんちが小さい・少ない  
- うずくまって動かない  
- お腹が張っている  
- 触ると嫌がる  
- 水を飲まない  
- いつもより静かで元気がない  

1つでも当てはまれば要注意。  
2つ以上なら、すぐに動物病院へ。

3. なぜ起きるのか(原因)

うったいは“ひとつの原因”ではなく、複数の要因が重なって起こります。

- 牧草不足(繊維不足)  
- ストレス(環境の変化・温度差・音)  
- 毛球(換毛期)  
- 水分不足  
- 運動不足  
- 急な食事の変更  
- 病気(歯のトラブルなど)  

特に初心者さんは、牧草の量と水分量を軽視しがちです。

 4. 家でできる応急対応(ただし“応急”であり治療ではない)

※重症化すると数時間で危険な状態になるため、  
「病院に行くまでのつなぎ」として読んでください。

- 牧草を食べるなら食べさせる  
- ぬるめの水を飲ませる(シリンジは無理強いしない)  
- お腹を優しくマッサージ(嫌がる場合は中止)  
- 部屋を暖かく保つ(20〜24℃)  
- 好物の野菜を少量だけ与える(キャベツ・葉物など)  

“食べない・動かない”が1〜2時間続く場合は即病院へ。

5. 動物病院での治療

病院では、以下のような処置が行われます。

- 胃腸を動かす薬  
- 痛み止め  
- 点滴(脱水改善)  
- ガス抜き  
- 歯のチェック  

早ければその日のうちに回復することもあります。  
逆に、遅れるほど治療が長引きます。

 6. うったいを防ぐためにできること
(毎日の習慣)

予防こそ最大のケア。

- 牧草を“常に”食べ放題に  
- 新鮮な水をいつでも  
- 温度管理(18〜24℃)  
- 毎日のうんちチェック  
- 換毛期はブラッシング  
- 食事を急に変えない  
- ストレスの少ない環境づくり  

特に初心者さんには、  
「うんちの量と形を見る習慣」をおすすめします。

まとめ:うったいは“知っていれば防げる”トラブル

うったいは怖い病気ですが、  
飼い主が早く気づけば助かる確率はとても高いです。

- いつもと違う  
- 食べない  
- うんちが減った  

この3つを覚えておくだけで、うさぎの命を守れます。