2026/05/10 09:28

うったい以外で“かかりやすい病気”の早期発見ポイント

1. 不正咬合(歯のトラブル)
うさぎの歯は一生伸び続けるため、噛み合わせが少しでもズレるとすぐに異常が出る。

 早期サイン
- よだれが増える・口周りが濡れる  
- 牧草を避ける(痛みで噛めない)  
- 食べ方が変(片側だけで噛む)  
- 目やに・涙(奥歯の根が涙管を圧迫)  

毎日のチェック
- 顎下が濡れていないか  
- 牧草の減りがいつも通りか  

2. スナッフル(呼吸器感染症)
パスツレラ菌などが原因。放置すると肺炎や中耳炎へ進行。

早期サイン
- くしゃみが増える  
- 鼻の周りが濡れている  
- 前足の内側が濡れる(鼻水を拭いている)  
- 呼吸時にピーピー音  

毎日のチェック
- 鼻先の湿り具合  
- 前足の内側の汚れ  

3. 皮膚トラブル(ダニ・真菌・皮膚炎)
ツメダニや真菌は目に見えにくく、気づいた時には広がっていることも。

 早期サイン
- フケが増える  
- 背中や首元をよく掻く  
- 換毛期以外の脱毛  
- 皮膚が赤い・かさぶた  


毎日のチェック
- ブラッシング時に皮膚を確認  
- 背中のフケの有無  

4. 尿路結石・膀胱炎
うさぎはカルシウム代謝が特殊で、結石ができやすい。

早期サイン
- 排尿姿勢をとるのに出ない  
- 尿が白く濁る  
- 血尿(鮮血は緊急)  
- トイレに行く回数が増える  


毎日のチェック
- 尿の色・量  
- トイレの回数  

5. 子宮疾患(メス)
未避妊のメスは4歳以上で発症率が急増。子宮腺癌は特に多い。

早期サイン
- 血尿(赤〜茶色)  
- 性格が急に攻撃的になる  
- お腹を触られるのを嫌がる  
- 食欲低下  


毎日のチェック
- 尿の色  
- 行動の変化(触られるのを嫌がる)  

6. 斜頸(中耳炎・E. cuniculi)
神経症状が出る病気。早期治療で回復率が大きく変わる。

 早期サイン
- 頭を振る  
- 耳をよく掻く  
- 目が揺れる(眼振)  
- ふらつき  


毎日のチェック
- 耳の汚れ  
- 歩き方の違和感  

7. 目の病気(流涙症・鼻涙管閉塞)
歯の問題と関連することも多い。

 早期サイン
- 涙が増える  
- 目やに  
- 片目だけ濡れている  


毎日のチェック
- 目の周りの湿り  
- 片側だけ涙が出ていないか  

毎日できる「早期発見ルーティン」
(ガイド⑤の“健康チェック”をさらに病気別に強化)

① 食欲・牧草の減り
→ ほぼ全ての病気の最初のサイン  

② うんち・尿の変化
→ 消化器・泌尿器の異常が最も出やすい  

③ 目・鼻・口の湿り
→ 呼吸器・歯・涙管の異常が現れやすい

④ 行動の変化
→ 痛み・ストレス・神経症状の初期サイン

⑤ 体重(週1)
→ 慢性疾患の早期発見に有効  


【まとめ】
うさぎは「弱さを隠す」動物。  
だからこそ、“小さな変化”に気づけるかどうかが早期発見のすべて。

※特に以下は“赤信号”:

- よだれ  
- 片側だけの涙  
- くしゃみ+鼻周りの濡れ  
- 尿の濁り・血尿  
- 耳を振る・傾く  
- 牧草を食べない  

これらは、うったい以外の重大な病気の初期症状として非常に多い。