2026/06/07 10:35
①乳腺腫瘍とは
乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)は、乳腺にできる“しこり”や腫れの総称です。
うさぎの場合、悪性(がん)である割合が高いことが特徴です。特に未避妊のメス3歳以上
で発生率が上がります。乳腺腫瘍は、子宮疾患(子宮腺癌など)と同時に見つかることも多いため、メスうさぎの健康管理では必ず知っておきたい病気です。
②飼い主が気づける初期サイン
乳腺腫瘍は、最初はとても小さく、米粒〜小豆サイズの“コリッ”としたしこりとして触れます。
よく見られるサイン乳首の周りにコリコリしたしこり片側だけ乳腺が腫れている触ると熱を持っている乳首から分泌物が出るうさぎがその部分を気にして舐める
※しこりが急に大きくなるケースもあります。
③原因とリスク
乳腺腫瘍の原因は完全には解明されていませんが、以下が関係すると考えられています。
・ホルモンバランスの乱れ
(特にエストロゲン)
・偽妊娠の繰り返し
・未避妊であること
・子宮疾患の併発
特に、子宮疾患と乳腺腫瘍はセットで起こりやすいため、どちらかが見つかった場合は両方の検査が推奨されます。
④治療方法
治療の基本は 外科手術(腫瘍の切除) です。
小さいうちに見つかれば切除のみで完治するケースも多い大きくなると周囲の組織に浸潤し、手術が難しくなる悪性の場合、肺などへの転移が問題になることもだからこそ、早期発見がすべてです。
⑤予防の決定打:避妊手術
乳腺腫瘍は、避妊手術によって発生率を大きく下げられることが分かっています。
・生後6ヶ月〜1歳での避妊が最も効果的
・子宮疾患(子宮腺癌など)も同時に予防できる
・偽妊娠のストレスも減る
※メスうさぎの健康寿命を伸ばすための、最も確実な方法です。
⑥自宅でできる“乳腺チェック”方法
乳腺腫瘍は、飼い主の触診で早期発見できる数少ない病気です。
週1回の健康チェック
・うさぎを仰向けにせず、横向き・抱っこで軽く触る
・乳首の周りを指先で円を描くように触る
・左右で大きさの違いがないか確認
※しこりがあればすぐに動物病院へ
👉 しこりは“痛がらない”ことが多いので、触っても嫌がらないのが逆に危険サイン。
⑦まとめ
・乳腺腫瘍はメスうさぎに多い
・重大な病気初期は小さなしこりとして触れる
避妊手術で予防効果が高い
・週1回の乳腺チェックが命を守る
・子宮疾患と併発しやすいため、セットでの理解が重要